【引用】異動前、上司からは「山崎さんのように守られなくてもサバイブできる人のために、人事制度があるわけではない。その層に合わせると歪む」と言われていた。
異動前、上司からは「山崎さんのように守られなくてもサバイブできる人のために、人事制度があるわけではない。その層に合わせると歪む」と言われていた。実際、それまでの人事部門は各社オペレーショナルエクセレンスなところがあり、全員に共通化できる制度をつくって効率的に運用するという思想が強かった。しかし、山崎氏には違和感があった。
「個人の違いを反映しない仕組みはウィークポイントになり得ます。マーケティングでは、売上貢献度が高いお客様を特別待遇します。人事も同じ発想が大切で、個人の就労観によって施策を変えるべき。たとえば目標達成志向が強くて高いパフォーマンスの人にはインセンティブ、支援的なマインドが強い人には称賛で報いた方がエンゲージメントは高まるでしょう。そうした仮説のもとに施策を打っていきました」
/icons/hr.icon
#2025/11/12
『Learning Design 2025年07月号|今こそ考えたい人事部門の価値』
山崎万里子
ユナイテッドアローズ