【引用】信用とは「相手への理性的な判断」であり、信頼とは「相手との感情的な結びつき」だと。
石川さんによれば、信用とは「相手への理性的な判断」であり、信頼とは「相手との感情的な結びつき」だと。
なるほどなあ、と思いました。
例えば、クレジットカードの与信審査。
あれはまさに信用があるかないかの判断です。
そしてその判断の根拠となるのは、その個人の金融取引などの記録。
データによる理性的な判断です。
「あなたを『信頼』していますから!」といって、審査を通してくれる会社はありません。
あるいは、試合直前のミーティング。
主将が 仲間の選手を集め、熱く昂ぶり、そして語るような場面では、「みんなを"信用"している!あとはやるだけだ、行こう!」 よりも「みんなを"信頼"している!あとはやるだけだ、行こう!」の方が似つかわしい。
仲間の能力に対する「理性的な判断」を伝えるのではなく、自分たちには「感情的な結びつき」があり、チームとして戦うことを思い起こさせるわけですから。
よって、部下を「信用している」と言うときは、部下の過去の実績やパフォーマンスに基づき、理性的な判断をもって「信用できるか、否か」を表現しているということになります。
一方、「信頼している」と言うときは、相手との間に作り上げた関係性に基づき、「人」として「仲間」として相手を「信じる心」を持っているということ。
だから、「部下のエクセルのスキルは信用していないけれども、彼という人物は信頼している」という表現が成り立つ。
「成り立つ」というよりも、本来はそのように言葉を区別して使うべきなのかもしれません。
人事としての二面性あるいは同時最適の追求あるいはAND思考につながる。
認知的信頼と感情的信頼との対応を考えてみると、うまく整理されていることがわかる。
信用⇒認知的信頼
信頼⇒感情的信頼
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鈴木義幸
〈信頼関係の創り方、育て方〉
#2020/04/29
https://coach.co.jp/view/20191225.html
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