【引用】マイトがこのような図を考案したのは、学術活動というものをイメージ化して捉えるためである。
マイトがこのような図を考案したのは、学術活動というものをイメージ化して捉えるためである。この図が主張していることを言語化すれば、それは 人間の知識の総量をちょっとだけ拡大する仕事が研究論文だ というものだ。知識の専門性を尖らせにとがらせた結果として、円の形状をほんのすこしだけ変化させた瞬間――つまり人類にあらたな知見をもたらすことに成功した瞬間――そこに論文としての価値が発生する。つまりマイトはこの図で、アカデミックな価値とはどういうものかをビジュアライズしようとしているわけだ。
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#2025/10/07
『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書|阿部幸大』