【引用】一方でAIが何かしら新たな価値を生むのではないか、活用しないと時代に取り残されてしまうのではないか、などの焦燥感から、結局すぐにでも導入できそうな「AI(を謳う)サービ ス」を入れてお茶を濁すケースも少なくありません。
一方でAIが何かしら新たな価値を生むのではないか、活用しないと時代に取り残されてしまうのではないか、などの焦燥感から、結局すぐにでも導入できそうな「AI(を謳う)サービス」を入れてお茶を濁すケースも少なくありません。
人材育成領域でいえば、研修受講者への別研修推奨(「この研修受講者のXX%はこちらの研修も受講しています」といった追加受講提案)のようなサービスなら、費用さえ折り合えば簡単に導入できるでしょう。
ただ、先述したとおり、「これがAIか?」と思われるようなケースもあります。ある研修と別の研修の受講者の相関はすぐ計算できます。相関度が最大の研修を特定することも単純作業でできることです。 さらにいえば、推奨体制を敷くとセット受講者が増えて特定の研修間の相関が強まり、結局、時間経過と共に誰でもわかることしか実行しないプログラムになってしまいます。
こうなると「AIを導入してみたけれども大したことはしてくれないね」という評価が下され、次のAI導入が見送られがちになります。
気をつけていただきたいのですが、上記のようなサービスがAIではないと言っているわけではありません。AIとしての本領が発揮できるような使い方をせず、焦って表面的に導入してしまうと、逆にAI導入を阻害する結果になってしまいがちなので留意 いただきたい、ということです。
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