【引用】そう考えてみると。「ありたいひと」であるはずの僕たちは、あまりに手段にとらわれてしまいがちなんじゃないでしょうか。
そう考えてみると。「ありたいひと」であるはずの僕たちは、あまりに手段にとらわれてしまいがちなんじゃないでしょうか。
やりたいことが無いという一方で、僕たちは、自分の「すべきこと」をすぐに安易に決めてしまう。「車が好きだから、車の道に」「教育の勉強をしてきたから、教育の道に」「音楽の専門学校に来たから、音楽の道に」…。僕たちは、「これまでこうしてきたから、将来もこの分野を続けていけるかも」と、安易に考えてしまう。
でも、それってあまりに安易な考え。
あなたが「やりたいひと」で、「音楽をやりたい」のであれば、なんでも、とにかく「音楽と一緒にいること」が幸せなのかもしれない。
でも、あなたがありたいひとなのであれば、「音楽の“何かの要素”が私の幸せを満たしてくれるから音楽が好き」なはずなんです。
ありたいひとの「音楽が好き」は、もうちょっと深掘りできる。例えば「みんなとつながっている感覚」が好きなのかもしれない。「人前で自分を表現するのが好き」なのかもしれない。たぶん、音楽をやっていればなんでもいい、わけじゃないんだと思うんです。
つまりありたいひとは、「音楽」とか「教育」みたいな「やりたい領域」ベースで将来を決めてしまってはいけないと思うんです。
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