”空気”を支配した2024コンサドーレの「言葉の力」|辻井凌|つじー
そもそもサポーターという生き物はクラブに本当の意味で「論理」を求めているのだろうか。それよりも大事なのは自分が奮い立つようなエモさやインパクトの供給ではないか。
だからクラブが自らの行動を無理に縛る表現をしても、自分たちが繰り返し使ってきた「新しい景色」の価値が変容しても多くのサポは別に気にしない。問題ない。なぜならそこに意味なんぞ求められていないからだ。
勝利。サポーターにはそれがあればいい。ついでにインパクトと、映える何か、エモさがあればいうことなしだ。
今季のコンサドーレはサポを”空気”で支配し、自発的に動いてもらうための発信に成功した。これは見事というほかない。