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米川: どうしても新しい仕組みにすると、過渡期的に給料が落ちるとか、評価が落ちるとい
うことを危惧する社員が出てきますけど、 それは何をやっても出てきますから、何か救済措
置を設けて乗り切っていくしかないと思います。
吉田:仮にそういう状況になっても、リカバリーが効く仕組みであることも重要なんですよ。
これまでだと途中で差がつくと、年功主義の年次管理がずっと続いて、いったんついてしま
った差がそのまま定年まで縮まらないという、リカバリーが効かないかなり硬直した人事
制度がありました。 そういう価値観をお持ちの人も、まだまだ世の中的には多いんですね。
そうではなくて、評価によっては、いい時もあるし悪い時もあると。 悪い時でも、悪い評価
がついたからといって、 全く挽回不可能な仕組みではないということも、実は大切なメッセ
ージなんです。