第一篇
第一章には名高い紳士、ラ・マンチャのドン・キホーテの人となりと平生とを述べる。
第二章には工夫に富めるドン・キホーテの初めての門出を述べる。
第三章にはドン・キホーテが騎士の位を受けた道化た式の次第を述べる。
第四章 旅籠を出てからわが騎士の身に降かかったことども、
第五章 には、わが騎士の災難の話が続く
第六章 わが工夫に富める紳士の書庫で牧師補と理髪師との為した、おもしろくも重大な検査のこと。
第七章 わが天晴の騎士ラ・マンチャのドン・キホーテが二度目の門出のこと
第八章 恐ろしい夢想せられたこともない風車の冒険に際して、勇敢なるドン・キホーテの得たる吉き幸運のこと。附けたり、まさに記録するに足るその他の出来事ども
第九章では勇ましきビスケイ人と雄壮なマンチャ人との猛烈な真剣仕合が終りを告げおしまいになる。