とびきりおいしい魚の料理
その夜、アイは、母親からもらった
なべ
を使って、
とびきり
おいしい
魚
の
料理
をこしらえました。
なべの中に、朴の葉を、三枚ならべてふたをして、ちょっとゆすって、またふたをあけると―――。
どうでしょう。なべの中には、かれいが三匹、ちょうどいいぐあいに、
こんがり
と焼けていたのです。
アイは、焼きたての魚に塩をふりかけて、お皿にのせて、食卓に運びました。
『木の葉の魚』