地域伝統舞踊における「動作の流れ」を教えてくれる学習支援システム
本稿では,地域伝統舞踊の特徴である「動作の流れ」に着目し,学習支援を行う.動作の流れは,
踊り手本人が捉えているリズム感と,各動作のつながりが対応していることが重要である.そこで,
振り動作を位置座標としてではなく,時間的に連続した動作の流れ方として捉える.動作の流れは,
拍区間でどのような動作が行われたかを定義する 種類の動作特徴モデルを用いて,モデルの組み合
わせで明示される.このとき,踊り手それぞれの拍間隔を用いてモデル化を行うことで,拍の捉え方
の個人差に対応することができる.また,動作特徴モデルの組み合わせを比較することにより,手本
と学習者動作の相違判定が可能となる.相違判定結果の提示により,学習者が手本動作の流れとどの
ようにズレているのかを確認させ,修正を繰り返すといった効果的な学
インタラクション