eLicenser Control Center on Wine
#Wine #Linux
重要
eLicenser は 2025年初頭を目途に廃止されることとなりました
eLicenser サービス終了に向けてのご案内 | Steinberg
そのため、ここで記載している内容は 2025年初頭以降、機能しなくなると思われます
具体的には:
eLicenser自体は起動して動作します
そのため恐らく Software ライセンス自体は動かせるはず
しかしeLicenserが必要とするStenberg側のサービスは停止するため、結果としてライセンス認証が出来ない
この点については上記リンクで説明されていることです
eLicenser を使った製品を Wine で動かしている場合、取れる手段は次の通りです:
1. Steinberg Download Assistant へ移行する
これは公式が案内している方法と同じです
なお Wine で動かす際には Steinberg Download Assistant on Wine が参考になるかと思います
2. Windows の実機、もしくは VM を用意して USB ドングルを使う
wine 上の eLicenser は USB ドングルを扱えないため、新規の認証が一切できなくなります
USB ドングルは Windows 用のドライバが必要ですが、 Wine で Windows 用ドライバは一切動作しません
移行に対応しないプラグインを動かすためにはどう頑張っても Windows が必要になります
Windows と Linux 上の DAW を繋ぐ場合、AudioGridder を使うと良いかもしれません
前提
個別の WINEPREFIX が作られている
USB Dongle は使えない
USB Dongle を使うためには Windows Driver が必要なため
wine で Windows driver は動きません
検証環境
nyarla.icon
NixOS
proton-wine 8.8
インストール
winetricks で vcrun2015 と dotnet45 をインストール
$ winetricks vcrun2015 dotnet45
Steinberg Download Assistant on Wine の方法で Steinberg 関連のソフトウェア一式をインストール
最後に次のコマンドを実行
$ wine 'C:\Program Files (x86)\eLicenser\POS\SYNSOPOS.EXE' /RegSel
このコマンドによって Soft-eLicenser が作られる
wine だとインストール時にこれが動かないので……
あとは普通に eLicenser を起動すれば OK
結果
https://gyazo.com/1a6d6a3cb81b63802dc10694f61276ef