『文学のエコロジー』
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文芸作品をコンピュータで動くシミュレーションとしてつくるとしたら、なにをどうすればよいだろうか。作品をゲームクリエーターの目、プログラマーの目で眺める。構造やメカニクスに焦点を当てる技術を駆使し、文学をエコロジーとして見る。作品世界を探検するための地図を持とう。
小説にはなにが書かれて、なにが書かれていないのか。客観的に作品を眺めることで、見えてくる、楽しめる、作品世界とその魅力。
目次
プロローグ 12
第I部 方法——文学をエコロジーとして読む 19
第1章 文芸作品をプログラマーのように読む 20
第II部 空間 49
第2章 言葉は虚実を重ね合わせる 50
第3章 潜在性をデザインする 74
第4章 社会全体に網を掛ける方法 97
第III部 時間 117
第5章 文芸と意識に流れる時間 118
第6章 二時間を八分で読むとき、何が起きているのか 139
第7章 いまが紀元八〇万二七〇一年と知る方法 161
第IV部 心 183
第8章 「心」という見えないものの描き方 184
第9章 心の連鎖反応 207
第10章 関係という捉えがたいもの 232
第11章 思い浮かぶこと/思い浮かべることの間で 254
第12章 「気」は千変万化する 276
第13章 「気」は万物をめぐる 300
第14章 文学全体を覆う「心」 321
第15章 小説の登場人物に聞いてみた 342
第V部 文学のエコロジー 367
第16章 文学作品はなにをしているのか 368
エピローグ 395
あとがき 418
註 425