『オブジェクト指向と哲学』
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オブジェクト指向という言葉はソフトウェア開発の世界からきた言葉です。そのルーツは1960年代後半のプログラミング技術にまでさかのぼることができます。以来ソフトウェア開発の世界に様々な形で浸透し、今や基本的な技術となっています。
本来ソフトウェア開発の用語ですが、より一般化するなら「世界はオブジェクトと呼ばれるモノで構成される」と捉える世界観です。
世界はそれほど単純なものではありません。オブジェクト指向の考え方はもちろん万能ではありません。これだけでソフトウェアはできないし、世界観としても欠けている何か大切なものもあります。それは一体何なのか?世界観としてオブジェクト指向の範囲で説明できること、できないことを考えながら、欠けている大切なものを考えてゆきたいと思います。
筆者のひとつの軸足はソフトウェア開発者としての経験です。プラトンやアリストテレスを読むようになってギリシャ哲学にオブジェクト指向の原点を発見し、それが本書のきっかけとなりました。
なお、本書の内容は情報システム学会の会員向けメールマガジン寄稿連載がベースになっています。内容を見直し、オブジェクト指向を全く知らない一般の読者にも読んでいただけるよう、付録にオブジェクト指向の簡単な解説を付けました。