2025年5月読書会メモ(たけたつ)
新井紀子 (2025) 「シン読解力」 東洋経済
文を書くトレーニングという観点でも面白かった。
一つ一つのリーディングスキルテストの問題については、
つっこみたくなる(知識があるから答えが決まっているのではないか等)
いわゆるアミラーゼ構文
「生活言語」と「学習言語」が違う
文芸作品ではない文章を読み本から自力で学ぶためのリーディングスキルテスト
学習言語は、数学や社会科など教科によって違う
非常に客観的な洗練されたテストであって、
TOEICなどと同様に、項目反応理論に基づいて点数(能力値)が出てくるもの
問題項目のプールが大規模で、過去問にあたりにくいなど信頼性が高い
高校入試や大学入試との相関が非常に高い
学校単位でのRSTの平均点と偏差値の相関
有名私立大学への合格者数の多い学校には能力値1.5以下がいない
地道なトレーニングによって向上が望まれる
単なるIQよりも学力テストとの相関が高かったりする
ある会社の調査ではSPIとの相関がなかったり、
中学2年生レベルの上司がいたりすることも…
中学までは点数が上昇するが、
高校レベルでは(県全体の調査でも)頭打ち
大人や子どもの読解力向上のトレーニングが載っている。
1. 抜き書きされた文の助詞を穴埋めする。
2. 新聞のリード文をつかって、省略されている言葉(ゼロ照応力)を埋める
3. お題の新聞記事のリード文を読み、その見出しの言葉を全て使って一文にまとめる
読んだ
養老孟司・久石譲 (2025)脳は耳で感動する
養老孟司 養老孟司の<逆さメガネ>
積読
澄田喜広(2014)古本屋になろう
ノレン・ドグレン(2023)「変化を嫌う人」を動かす 草思社
中室牧子(2024)科学的根拠(エビデンス)で子育て