2022年1月読書メモ(まさきいずみ)
AI に心は芽生えるのか。
科学技術が発展して寿命がなくなった代わりに子供が産まれなくなった世界のお話
Wシリーズ 全10巻
主人公は研究者
ウォーカロン:ロボット、生物的
真義主義:政治形態、シンギュラリティのもじり?
民主主義の失敗から人間は学んだ。新しい真義主義において、その中心的な役割は、考える憲法と呼ばれている存在だ。それは、簡単に言ってしまえば有識者会議であり、有識者はほぼ全員が人工知能のサポートを受けている。
『ペガサスの解は虚栄か』p.237
文体が合うか合わないか問題。昔、肉体労働をしているとき森博嗣の文体が合わなかった。デスクワークになってまた読み始める。読書も身体活動なんだなぁと思った経験。
シリーズの後の方でAIの発生とか電脳世界の戦いとかVRとか描かれる。
個人的おもしろポイント
研究者のひらめきが理論になっていくところ
登場人物が不老なので各巻の経過年数が何年たっているのかわからない不思議な感じ
巨大ロボットが、宇宙空間で怪魚と戦う
主人公は人型ロボットに育てられたパイロット
巨大ロボットのエネルギー源は人間の喜びの感情
地球滅亡を阻止するため怪魚の発生源に向かう(宇宙戦艦ヤマトか!?)
相棒はケイ素生命体
「心も無いくせに 同情のふりなど おぞましい」
「お前に 何がわかる 機械め」
「いいえ」
「心は あなたに あるんです…」
p.168
読みごごちは、カズオイシグロの小説と同じような感情が湧いてくる。
mailman.iconこの漫画は私も好きです。『惑星のさみだれ』は大好物です。アニメ化は知らなかったです。