まず何よりも肝心なのは、思いきってやり始めることである
まず何よりも肝心なのは、思いきってやり始めることである。仕事の机にすわって、心を仕事に向けるという決心が、結局一番むずかしいことなのだ。一度ペンをとって最初の一線を引くか、あるいは鍬を握って一打ちするかすれば、それでもう事柄はずっと容易になっているのである。
ある人たちは、始めるのにいつも何かが足りないと言って、準備ばかりしていて、なかなか仕事にかからない
#ヒルティ
#『幸福論』