TRPG筋の鍛え方
おかしいな、時空が歪んでいる
僕の今年できなかったゲームは……色々ありますが、一番はゼノブレイド3ですね……
ゲームは計画的に買いましょう それができりゃ苦労しないんだが
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今年のTRPG経験と執筆のきっかけ
今年は縁にも恵まれまして、たくさんTRPGをプレイさせていただきました
(一年で30セッションくらい……!)
その中で、TRPGを遊んだことがない友人を誘って遊ぶ機会もあったのですが、
「TRPG筋ってどうやって鍛えればいいの?(どうすればPL“プレイヤー”のRP“ロールプレイ”がうまくなるの?)」
という話題が出てきたので、自分なりにまとめてみようと筆を執りました
https://gyazo.com/458274a4d99bfab9c189b16594c3165d
そもそも
TRPGってなんぞやという話は前回同様、先駆者に譲ります RPがうまくできないからと言って、PLとしての役割をこなせていないではありません
怪しい場所を調べたり、剣を振るって敵を倒したり、敵の注意を引き付けたり……それだけでそのキャラの役割“ロール”をこなしているわけですから、これは役割“ロール”の実施“プレイ”です
TRPGは『成功』が明確になっているゲームです
TRPGにおける『成功』とは、「その場における参加者全員が楽しむこと」です
ここの参加者は、PLだけでなくGMも含みます
参加者全員が楽しいのであれば、ヒロインを口説いてもキャラのコスプレをして参加してもキャラクター同士で殺し合っても……何をやってもよいのです
従って、参加者全員が楽しんでいるのであれば、本来は外部がワーワーいうべきではないんです……ブツブツ
こういった背景から、この記事では、「参加者全員を楽しませることができる」+「キャラクターを表現できる」RPを、上手なRPとして定義します
上手なRPのために
周囲とコミュニケーションをとる
いきなり何を言っているのだ、と思われるかもしれないですが、TRPGにとっては最も大切な要素です
MOBAやチーム制のFPS/TPSなんかもそうですよね
前日はしっかり寝る
めっちゃ大事です
思考を明瞭にするためにもゆっくり休みましょう
聞き取りやすい発声を行う
滑舌とかより、適度な大きさの声とかが大切
マイクの設定とかね
あと文字数
長すぎると受け手側が認識できないですね……
他人を上げる
PC・NPCを上げる
PCは特別な存在です
NPCを救えるのはPCしかいないですし、ラスボスを倒せるのはPCしかいません
「な……なんだその力は……」とか「これはあなたにしか任せられないことなの」とか「助けて、お兄ちゃん……!」とか
GMのテクニックみたいになっちゃった
PCがNPCを上げると、上げたNPCに唯一干渉できるPCとなり、特別感が向上します
PL・GMを褒める
演出や細かな気配りに反応してあげるのは大切です
他のPL・GMも(コレって面白いかな)(こうしたらみんな楽しめるかな)という気持ちでRPしてます
特にオンラインセッションは相手の表情が見えないため、過剰かな?くらいで褒めるといいかなと思ってます
面白くないことを褒める必要はなく、場を盛り上げるという側面もあることには注意
やりたいことを相談する(RPの意図を隠さない)
アニメーションや小説では、「視聴者」を裏切るために、行動の後にキャラクターの思考が描かれることがままあります
TRPGはPCひとりひとりが登場人物であるため、ただ「視聴者」である受け手は存在しません
リプレイ動画は別ね
全員が半発信者である以上、RPの意図はその場で共有されるべきです
あと、何がやりたいかが伝わってるとGMや他のPCもその演技プランに乗りやすいですよね
したがって、「〇〇という意図があるので、△△という方向性で交渉したいです」というコンセンサスを取ってからRPに入ると、非常にスムーズにかっこいいシーンが演出できます
キャラクターを演じるために
セリフ以外の演技を考える
いわゆる「地の文」
肩をすくめる とか 目を丸くして見つめる とか
感情とは、声以外の部分で表現されることが殆ど
『「ああ、信じるよ」と言いながら苦笑いしてる。内心信じられないなーと言ったのが顔に出ちゃってる感じ』
『なるほどねw じゃあ、それには気づかず「よろしくなっ!」ってニカッと笑う』
頭の中でそのシーンを想像して、それを言語化して出力すると解像度が上がる
セリフ
身振り手振り表情を使う
オフラインセッションはもちろん、オンラインセッションでも意外と大切です
表情は声色に表れます
笑声とか言うしね
気持ちを込める
聞き取りやすい声であることは前提で、気持ちを込めてRPしましょう
過度に机を叩いたり暴力を振るったりは嫌う人もいるので相談した上でね……
描写で済ませる
良いことが言いたいのに浮かばない……!ってときは、描写に頼っちゃいましょう
『うわーいいシーンだけど難しいな、じっと目を見つめて口八丁で騙そうとするよw』
キャラクター
そもそも演技自体を行うことに抵抗があるなら、「自分の自然体に近いキャラ」や「エミュレートができそうなキャラ」をメイクするのがよい、と思います……
ちなみに僕はあまりおすすめしません……RPが一辺倒になりがち……
逆に異性をRPすることはオススメですね、自分の好きなキャラからパーツを引っ張ってパッチワークするとRPしやすいと思ってます
「クールなキャラ」や「ドライなキャラ」は、キャラメイクこそ簡単ですがシナリオに積極的に関わっていけないため、あまりオススメはしません……
プレイする際は、「シナリオに積極的に関わっていく動機」を設定するか、素直に「好奇心旺盛」や「お人好し」といったキャラクターを作成しましょう
細かなテクニック
キャラクター性を付与しながら、RPをこなす細かなテクニックも紹介しておきます
人称を決める
オレ、私、オイラ、拙者……
オマエ、あなた、お主……
名前の呼び捨て、名字+さん、〇〇殿……
癖を決める
口癖
「めんどくせ」、「大丈夫だよ!」
お気に入りな子です
極度の甘党
珈琲に拘りがあり、自分で豆を選んで挽いている
PLにない知識でも、キャラクターが知っていればよいのです
ライフパスを考える
どうしてこの子がこんな考えをするようになったの?
料理が得意なキャラ
何故得意になった?
料理がうまい男がモテるという価値観を持っている
このキャラクターは軟派で、自分の手料理を口実に女の子を家に誘っている
両親の体に気を遣って+かまってほしくて料理が得意になった
このキャラクターは幼い頃から鍵っ子だ
この国の料理に感銘を受けた
実は異世界の出身で、この世界を滅ぼしに来たのだが、料理の素晴らしさに惚れ込んでしまい、技術を習得するために料理を勉強している
アリアンロッドやダブルクロスなんかではライフパスが指定されるシステムなので、逆順で考えるのもよいですね
この記事は粗方読んだけどよくわからん、他に参考になるものないの?
ふぃあ通チャンネルの動画は、仕事としてTRPGを考えている方たちの動画なのでやっぱり勉強になります
やっぱり最後は「自分でやってみる」に帰着しちゃいますけどネ……
最後に
ツラツラ書いてきたようなことをじっくり考えたくなるくらいに、TRPGとは楽しいものです!
RPが濃密なセッションは、時間こそかかりますがより貴重な経験になりますし、僕も大好きです!
TRPG大好きなので、一緒に遊びましょう
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参考文献
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僕はポトフ単勝を当てた男だぞ 道を開けろ