顕微鏡:透過光照明の調整・微分干渉像用の調整
個人用に、照明やDICの調整についてまとめます。 by 井上紘一
顕微鏡:IX81
A. 透過光の基本調整(ケーラー照明)
対物レンズを一番倍率が低い x10 にして、視野内に8角形っぽい絞り像が見える状態にする
一番最初に、サンプルにフォーカスを合わせる(2026/4/9 y-goto.icon)
視野絞りを絞る
コンデンサーを上下して、視野絞りの縁が最もシャープに見える位置にする
コンデンサーのセンタリングネジで、絞り像を視野中心に合わせる
開口絞りを調整する
※ 目安は、対物レンズの瞳のだいたい 2/3程度 を満たすくらい。コントラスト重視ならやや絞る。
開口絞りの合わせ方は、接眼レンズを外して覗き込むことで開口絞りと対物レンズの瞳径がみえる。つまり、目的の対物レンズに替えてから調整する(2026/4/9 y-goto.icon)
対物レンズを見たい倍率にする(自分の場合は x100 )
視野絞りを少しずつ開いて、“視野の外接ぎりぎり” まで広げる
※ 開けすぎると余分な散乱光が入り、コントラストが落ちる。
B. DIC観察のための設定
2枚の偏光板(ポーラライザー、アナライザー)と、2つのノマルスキープリズム(コンデンサー内、スライダー)が入っていることを確認する。
ポーラライザー:上部のスライドするやつ。
アナライザー:ダイクロイックミラーキューブに入っている。もしくはエミッションフィルターにセットする
コンデンサープリズム:対物レンズに合わせたDIC素子を、回転させて選ぶ。対物レンズの解像度に近いシアー量にするために専用のものが必要
スライダープリズム:細長い板状のやつ。
ポーラライザーのつまみを回し、黒の干渉縞が中央に出て一番濃くなるよう角度を調節する。
アナライザーに対して直交する方向に、ポーラライザーの向きを調整する
スライダープリズムについて、対物レンズに適した高さになるようにNormal <> BFPを切り替える
Olympusはx60OilだけBFPであとはだいたいNormal(2026/4/9 y-goto.icon)
スライダープリズムについて、持ち手をくるくる回してクロスニコルど真ん中から少しずらす
完全クロスでは暗すぎて情報が出にくいので、少しオフセットして干渉コントラストを出す。