Bokashi - Japan - ARI - The ARI Bokashi Making Method (日本語)
文・アジア学院
2020年1月
アジア学院でのボカシ作り
ボカシは発酵肥料で、アジア学院では有機物、土、バイオ炭(もみ殻炭など)にIMO(土着微生物)を混ぜて作ります。ボカシはさまざまな果物や野菜の肥料として使用されます。有機物であれば何でもボカシに使えますが、アジア学院では現地の資源を使っています。
ボカシを作る理由と方法、その材料などを詳しく知りたい方は以下をクリックしてください。
https://gyazo.com/8df355498406035e2c72e6d6aa7d94dc
荒川朋子(アジア学院校長)と自作のボカシ
アジア学院のボカシのレシピ
鶏小屋からの鶏糞を発酵させたもの コンテナ7杯分
土 コンテナ4杯分
もみ殻炭 コンテナ2杯分
米ぬか コンテナ1杯分
IMO3 手づかみで4〜5つ
水
日本でよくあるコンテナのサイズは46リットル。下の写真参照。
プロセス
https://gyazo.com/4f6de057f8e4a6a1e3c76a1fab49e180
鶏糞と土を山にしてボカシの元を作る。
https://gyazo.com/0bc316f71d92de5b3d94fb80c8ecc4c0
スコップで鶏糞と土をよく混ぜる。
https://gyazo.com/407c8ccc252d4b65de62e3f969cedf78
混ぜながら水を加え、ほこりが舞わないように。
https://gyazo.com/4432f26f4e8b527ec065e8a339eafe1e
米ぬかともみ殻炭を加え、さらに混ぜながら水を足す。
https://gyazo.com/12bf7ea76b7874d3573ff0cab1d3594b
IMO3を加え、さらに混ぜ水を足す。
https://gyazo.com/5cd2bc7a3f990efa6c55a45b068a0b68
ボカシの水分を確認します。手にとって握ってみて、球ができるくらいが良く、簡単に潰れてしまうのは良くありません。もしすぐに水が出てくるようだと、水分が多すぎます。もし球に固まらないなら、さらに水を足します。
https://gyazo.com/ef6b78aef3c3fe69fcc4bc868fe8c3ce
毛布やワラでボカシを覆います。ボカシは通気性が必要なので、プラスチックは使えません。
https://gyazo.com/c2836700b8df0d60651105368386afc8
ボカシの温度を測ります。50°Cに達したら、山をひっくり返して、冷ませます。また微生物(特に麹などのバクテリア)に酸素を吸わせます。温度が60°Cを超えないように注意してください。それを超えると微生物の多くが死んでしまいます。もし熱帯地方でボカシを作っているなら、ボカシの山を低く広く(20cmくらいの高さ)にして、内部が熱くなりすぎないようにします。
https://gyazo.com/36f26cc9b7499763a6787a3ae490a07b
ボカシの温度が気温と同じになるまで、一日一度、山をひっくり返します。通常日本では、夏は7日間、冬は14日間かかります。熱帯の国では、5日間ほど一日二度ひっくり返せば良いでしょう。うまく行っているかどうかは白いスポットがたくさん出来ているかどうかでわかります。それらはIMOです。
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乾いたボカシを貯蔵する。乾けば、半年から一年持ちます。
https://gyazo.com/163abd3c0d01de5b02102961e9fa07fb
完成したボカシを屋根の下の陰に保管します。強い日差しや雨風を避けます。強い日差しは微生物を殺してしまいます。
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