軸索誘導
結合する標的細胞まで正しく軸索伸長するために必要な誘導のこと 結構長い 1
脳の神経細胞では数mm~数cm
脊髄の運動神経では数mに及ぶ
手の運動を制御する運動神経では、指先までヒトでは1m近く、他の大型哺乳類では数mを誘導する必要がある
メカニズム
軸索ガイダンス因子への反応性は、場所や時期により変化する
反応の有無、誘引or反発、その方向
軸索先端が濃度差を検知して、ネトリン濃度が高い方向へ伸びる
https://gyazo.com/e748e84efbffd50bde07eba1a9c326bf 2
250:251の濃度差でも検知できる
https://gyazo.com/dc9ce41cbb803ac10fa8853653741edc 2
野生型では左右の大脳皮質を結ぶ軸索の束ができるが、KOマウスではできない
発生器の脳、脊髄の軸索に対して、誘引作用と反発作用をともに示す成長円錐 - 脳科学辞典.icon
DCCのみが成長円錐に発現→誘引
DCCとUNC-5が成長円錐に共発現→反発
現在までに20種類以上の分子が同定され、巨大なファミリーを作っている
構造類似性により8種類に分類されている
分泌型の反発性軸索ガイダンス因子
Robo遺伝子に変異をもつショウジョウバエは、軸索の正中交差が過剰になる 反発性軸索ガイダンス因子
特に網膜-視蓋投射系の神経回路形成に重要
発毛促進作用
軸索ガイダンス因子としても機能する
標的細胞から分泌され、神経細胞の分化、軸索伸長、生存維持等の生理活性を持つ
誘引作用をもつことが報告されている
論文へのリンクのせてほしいyosider.icon