細胞時計
リズム発振の分子機構:時計遺伝子の転写と翻訳を介したフィードバックループ機構
CLOCKとBMAL1の二量体が、Per遺伝子(Per1、Per2)のプロモータ上のE-box配列に結合し、Perの転写を促進する
PERタンパク質が細胞質に蓄積してくると、転写抑制因子のCRYタンパク質(CRY1、CRY2)と結合して核へ移行し、自身の転写を促進していたCLOCK/BMAL1の転写活性を抑制する
Perの転写量が低下し、PERタンパク質が減少する
再びCLOCK/BMAL1によるPerの転写活性が上がる
Per1, Per2, Bmal1, Clockは視交叉上核のほとんどの神経細胞において強く発現している
Per1とPer2は、明期に高く、暗期に低い振動を示す
Bmal1は、明期に低く暗期に高い
興味深いことに、Clockは一日のどの時点においても同程度に発現している
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