ドーパミン受容体
すべてGタンパク質共役型受容体
D1様受容体
D1受容体
線条体などに強く発現
D5受容体
辺縁系(海馬など)に発現
D1受容体よりもドーパミンに対する親和性が高い
線条体において、カリウム、カルシウムチャネルの機能を修飾し、投射先ニューロンが脱分極状態のときに発火を促進する
ナトリウム電流に対しては抑制作用を持つ
グルタミン酸作動性シナプス、GABA作動性シナプスにおいて、シナプス前抑制・シナプス前促進の両方の作用をもつ
興奮性シナプス伝達のLTP・LTD形成に寄与する
D2様受容体
D2受容体、D4受容体
線条体、大脳皮質、辺縁系などに強く発現
線条体において、投射先ニューロンが脱分極状態のときに発火を抑制する
興奮性シナプス伝達のLTD形成に寄与する
D2受容体にはD2L受容体とD2S受容体のスプライスバリアントが存在する
D3受容体
主に中脳-皮質・辺縁系に発現し、線条体での発現は弱い
D2S受容体、D3受容体(、D4受容体?)は抑制性の自己受容体として機能する
ドーパミン - 脳科学辞典