CPGの発生
ラット
出生1日前:左右肢の交代性の運動が認められる
生後11日:四肢で体重を維持して歩行開始
ニワトリ
孵化していないニワトリの運動観察,筋電位の多点測定
胎生3.5日:自発運動を開始
はじめ同期していたリズムがだんだん分かれて複雑になる(Bekoff, 1992) https://gyazo.com/8d2092b270862aa038e9079c153cc78d
いずれも,単一のリズム→左右脚の交代性リズム→関節ごとに位相差を持つリズム,という発生過程らしい
無脊椎動物でも多くのCPG研究
STGは胃と幽門の異なるリズムを制御する部分からなるが,発生初期では同期している
ところが,初期の同期している神経節への上位神経からの入力を遮断すると,成熟した(分化した)パターンが現れた(le Feuvre+, 1999) 胎生初期のCPGが既に複雑なパターンを生成できるにも拘わらず,中枢の入力により自由度の凍結が起きている? 脊椎動物の観察結果と統一的に説明できないか?
脊髄標本が初期に複雑なパターンを出せないか調べないと?yosider.icon