アロスタシス
ホメオスタシス
生命維持のために(フィードバック制御で)内的環境の一定性を保つ働き
アロスタシス
Sterling, Eyer 1988
生体の恒常性の維持,あるいはそのために生体のシステムを適応的に変化させること
変化を通じた安定性
例えば血圧、血糖値などが記憶・予測などの高次機能によってフィードフォワード制御を受けること
アロスタシスは脳の高次機能と関連するストレス応答を想定しているが、むしろ、恒常性との関連で興味深いのはアロスタティック状態やアロスタティック負荷といった概念である。
急性・一過性の(心理)ストレス反応、すなわちアロスタシスが持続的になると、代謝・免疫・神経系に様々な負荷が発現し慢性化する。
その結果がアロスタティック負荷として混合慢性疾患というかたちで現れ、その途中の状態がアロスタティック状態と呼ばれる。
https://gyazo.com/3c17411fd46ca92444f50b6fed354193
ストレス科学と恒常性 ―アロスタシスとアロスタティック負荷―
山本義春(東京大学大学院教育学研究科)
https://www.jst.go.jp/crds/pdf/2011/WR/CRDS-FY2011-WR-02.pdf