2020年度 第3回 ABS講習会【法律編】をWeb会議(Zoom)で開催
<ブログ復活しました>
2020年度 第3回 ABS講習会【法律編】をWeb会議(Zoom)で開催
国立遺伝学研究所 ABS学術対策チームでは、2020年6月25日(木)13時30分からWeb会議(Zoom)で、
2020年度 第3回ABS講習会【法律編】を開催
また、次回のABS講習会もWeb会議(Zoom)で7月に行う
1. 概要
本会は、磯崎博司先生(岩手大学名誉教授、前上智大学大学院教授)を講師にお招きし、
初級・中級程度の知識をお持ちの方を対象に、生物多様性条約、名古屋議定書、ABS指針など、
ABSに関連する法令・ガイドラインの概要についてご講演いただく
2. 開催日時、配信方法、視聴方法
開催日時:2020年6月25日(木) 13時30分-14時30分(1時間)予定
配信方法:Web会議(Zoom)
参加者110名
アンケート回答 41件 非公開希望12件
<全体的な要望>
・とても難しかったです
・以前,法律家との連携について質問をさせていただきました。今回,とても参考になりました。法律について初めて詳しいお話を伺ったので,次回また機会があれば初級編,中級編と分けていただけると,より理解が深まるかと感じました。ありがとうございました。
・質問にもあったが、理解が進まないスライドもあった。参考資料を精読する必要を感じた。
講師の磯崎先生のご説明は理路整然とされておられ、分かりやすかったです。ありがとうございました。
・磯崎先生のご講義、たいへん勉強になりました。今、IUPGR,ITPGRについて勉強しています。1980年くらいから公正・公平な利益配分の義務付け(契約)が認識はじめてきたこと等は勉強になりました。ありがとうございました。
・"今回研修、冒頭、条約・議定書に対する認識の誤りから説明頂きましたが、これがその後の全体を理解する上で重要な補助線となり、大変助かりました。どうもありがとうございました
・難しいところもありましたが、貴重な機会をご提供いただき有難うございました。
・ご準備等いつもありがとうございます。おかげで大変助かっております。
引き続きよろしくお願いします
・本日の磯崎先生のご講演では、様々な誤解が指摘されていましたが、「今まで考えていたよりも緩く考えてよかったのでは」(これこそが誤解なのかもしれないが)という思いも出て来ました。ここ最近のABS講習会(今月静岡大開催されたもの含め)で案内されていた内容に齟齬はないと考えていいのでしょうか。"
・コロナ禍で皆さんも大変な中、有難うございます。
・"本日のご講演、1時間で理解するには難解、時間不足もありましたが、理論的に整理する機会になってよかったです。ただ、CBDの適用範囲外と提供国法令の関係はやはり難しいです。結局のところ、「提供国法令」次第ということでしょうか。
・条約や法令は、条文を読む機会がないとアウトラインの理解で済ましてしまいがちです。個人的には、浅い理解を確認するためには今回のような条約や法令自体の内容の確認という意味では有意義でした。
一方で、やはり内容が多岐にわたり、他の条約や特定国の国内法との絡みは外せないので、今回のセミナーだけで説明しきるのは困難だったと思います。
しかし、スライドは良く出来ているので、読み返して反芻し、これまでの理解との整合性を確認したいと思います。
<講義内容に関する全体的な要望>
・以前から推奨下さっている「提供国内のカウンターパートとの共同研究」の場合,スライド15ページにおいてどのように図示されるのかご教示ください.その場合,(1) 遺伝資源自体が日本に移る場合(解析・分析などを日本国内で行う),(2) 移らない場合(解析・分析などを提供国内で行う)の2通りがあるかと思います.
・海外から遺伝資源を提供してもらう際、基本的にABSに関する条項(picやmat)を含んだMTAを取り交わすようにしていますが、相手機関によっては「MTAは必要ない」と言われる場合があります。そのような場合でも「それなら弊学のMTAひな形を使用してもよいでしょうか?」とお願いするようにしていますが、善意や好意で遺伝資源を送ってくれようとする相手に対して、しつこくMTAを求めるのは少し申し訳なく思いますし、求め続けるうちに連絡が滞りがちになることもあります。「MTAは必要ない」と言われる場合、どこまでしぶとくMTA締結に拘ることが妥当なのでしょうか? また、「MTAは必要ない」と言ってくる相手に対して、どのようなmatを提案するとよいのでしょうか?
・"以前より「ABS対応パンフレット」を参考にさせていただいておりますが、今回のご講演内容の中で個人的な理解と若干異なる印象を持った事柄がありました。
もし、「ABS対応パンフレット」の記載内容で、例外等があり注意が必要な事項や補足事項などがありましたら、HPやメール配信等でご案内いただけましたら幸いです。
社員教育の資料を、本パンフレットの内容を基に作成させていただいておりますので、要望させていただきました。
・〔質問)スライド17,除外に非該当・・・「報告義務はないけど、後から対価を払う可能性もあることも配慮」と言われましたが、結局は、どうしておいたらいいのでしょうか。
〔質問)スライド15−16、研究者の多くは、直接提供国で取得に携わることはないので、スライド16によると指針の5や6〔任意)に該当になりそうです。任意ということは何もせずにいいと思ってしまいました。
提供国の法令も、あくまで「提供国における資源入手」の規制であるという説明だと、結局、日本国内での「利用者」はあまり気にしなくていいということなのですか。現地〔提供国)で共同研究者を探すメリットがないように思えてきました。"
・法律の専門家の観点からCBD、名古屋議定書、ABS指針について詳しくお話を伺うことができ、大変勉強になりました。とりわけCBDの枠組みやメカニズム、その適用範囲について自分の頭を整理することができました。ありがとうございます。また、遡及措置に関する事前質問を講習会で取り上げてくださり、御礼申し上げます。
・スライド11を参考に、押され気味の状況を改善できればと思います。本日は、ありがとうございました。"
<開催形式に関する全体的な要望>
・平日開催である場合、有給休暇を取得して参加せざるを得ません。平日の夜、土日祝日の開催であると助かります。
・質疑応答のタイミングで接続ができなくなりましたので、質疑応答内容の資料の入手を希望します。よろしくお願い申し上げます。
・"隔日の在宅勤務態勢になっており、本日在宅勤務のため資料印刷ができなかった。前日くらいから資料公開していただけると嬉しいです。
・今日の講習会資料ですが、内容が見れないページがあるのですが、資料を頂くことはできますでしょうか?
<今後の講演会への要望>
・遺伝資源の利用に係る課題について具体的、実務的な対応方法を教示してください。
・オンライン形式を活用し、ブラジルや米国、インドネシア等海外の専門家からそれぞれの国内法に関する講義を受けられると嬉しく存じます。
・オンラインセミナーは、出張しなくて良いので、とてもお手軽で気に入りました。コロナ対応というだけでなく、レギュラーイベントとして今後も続けてくださいましたら、嬉しく思います。
・法律篇も大変興味深い内容でした。できましたら今後も法律篇を開催していただけるとありがたいです。今回は1時間という短い時間でしたが、こちらとしては2時間でも良いですし、1時間を2度に分けるという方法もありかと思います。
・CBD、ABSや名古屋議定書の関係が複雑でよくわからなかったのですが、本日のご説明はとてもわかりやすく勉強になりました。法令関係の講習会を今後もぜひ開催していただきたいです。
・CITES(ワシントン条約)についても楽しみにしております。いつもありがとうございます
・可能でしたら過去の講習会の配信などを行っていただけますと幸いに存じます。
・大学の取組事例について知りたい。また、本日のように、どのタイミングで入手したか、その度にどのような書類が必要かを知りたい。
・Webでの開催は、仕事の都合をつけやすく、非常にありがたいです。
・オンラインでの講習会を希望します。
・今後も講習会を継続いただけますと助かります
・今回、法律について体系的にご講義いただきあらためて、確認すべきこと、確認できることが少し理解できた。今後もブラジルの法令など1回1テーマで研修を開催いただければありがたいです。
・議定書メカニズムの適用範囲について理解のための講演を頂き、ありがとうございました。提供国法令が反映されるMATに、提供国の共同研究分担部分など利用の際に遵守に関する規定があり、知財や責任の範囲に亘るので内外での調整に苦労しています。
通常契約にひな形はつきものなので、法律ではなく、個別にケースバイケースで対応すべき(できる)とのお答えを頂きました。
スライド11を参考に、押され気味の状況を改善できればと思います。本日は、ありがとうございました