2019年度第2回ABS講習会(実務編) を開催しました。(2019/7/5)
https://gyazo.com/4cd204503b840934fe8d07f29f326664
次回は大阪開催で、7/26です。
さて、報告をいたします。
参加人数は58人 でした。プログラム内容は、
開会挨拶(鈴木) 、大学・研究機関におけるABS対応体制の運営(鈴木)
ABS学術対策チームの相談窓口(岡村) 、各国におけるABS対応について(鹿児島)、質疑応答
の順で行いました。
質疑応答では、
・非営利・営利目的の研究の違いは?民間企業の場合、どこで区分されるのか
・MTA、MATなどの良いサンプル(様式)は、どこで入手できるか。
・CBD発効以前に入手した遺伝資源はABSの対応が不要、というのは個体レベル、または種のレベルのどちらで考えるべきか。
・TPGR35品目以外のものは、基本的にすべてABSの対象という認識でよいか。各国において対応の違いはあるか。
・モデル生物について、業者等から購入している場合は大丈夫か?
・伝統的知識とは、具体的にどんなものが該当するか。
・培養細胞は対象?
・博物館や動物園など第三者利用を可能としている試料を持っている機関から試料を借りる、あるいは動物園の動物を観察する等、純粋な遺伝的利用を含まない学術的な研究の場合、PICやMATへの対応はどうしたらよいか。
・ベトナムについて。現地の共同研究者から日本に郵送してもらう場合でもABSの手続きは必要か。
などがでました。
アンケート結果として、
<感想>
・よくまとまってました、参考にさせていただきます。
・大変有意義でした、ありがとうございます。
・今日は大変参考になるお話をありがとうございました。
・今後ご相談することがあると思いますのでよろしくお願いします。
・各大学・国の事例をもとに説明いただき大変勉強になりました。
・大変有益な情報でした、ありがとうございます。
・各国の情報が具体的に示されているデーターベースが存在するのは本当にありがたい。
・研究者の実際の事例による質問をたくさん聞けたので自機関でおなじおうな質問を受けたときにそなえ参考になった。
・本学ではまだ、これから体制をつくるところになります。体制構築の例を参考にさせていただきたいと思っています。
・各国におけるABS対応について具体的な内容で参考になりました。ありがとうございます。
<質問>
・他大学等の実労働人数、規模や処理件数などに興味があります。
・小さい規模の大学(単科大、小さい私立大)で、どの程度専門の人員・部署が設置されているか知りたい(たとえば教員数と専門部署の関係等)
・政府許可(PIC)が不要な場合、MTAを結ぶだけでは不十分でしょうか?もしくは締結に当た[]気を付けることがありますか?
<要望>
・南アフリカのABS対応についても興味があります。
・育種利用を前提とした講習会があればありがたいです。