Lamy Safari
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価格: 4,000円
全体の特徴
大きめだけど軽くて丈夫。スティールニブ。キャップしてれば、ぶん投げてもOK。
ニブも本体も品質管理がすばらしい。ハズレがほとんどない。
デザイナーたち(Wolfgang Fabian など)が本気だして、手書きを学ぶ道具としてデザインしたペンだと思う。
ドイツやフランスの小学生や中学生が、たぶんfine writing(手書き教育の中で)最初に手にする万年筆。
そのせいもあってか、欧米のペン好きたちの一部は「子ども向けのデザイン」として好まない人もいる。
Safariに限らず、Lamyの万年筆はいい意味で万年筆らしくない万年筆。
日本でもっとも入手しやすい万年筆のひとつ。
書き味
ほど良いレベルで、安定した書き味。つまり、いつどこでも、どのペンをつかってもかなり似た書き心地。
ウェットではないがドライでもない。
フィードバック(書いているときのペン先と紙の表面の摩擦感)が少しあるが、ほんのわずか。このフィードバックは、おそらく確信犯的に作り出されている。万年筆ならではの書きやすさの平均値を追求してるんではないか。
グリップが三角形。持ち方がわかりやすい。逆に言うと、ちがう持ち方ができないのが、やや窮屈。
発展性
分解しやすく、組み立てやすい構造。分解して遊ぶことを意識したデザインじゃないか。
ニブは、他のLamy製品の多くと交換可能。別売り(国外)もある。
使い込んで磨り減ることがあっても交換できる。
別サイズのニブ(14ドル)に交換できる。カリグラフィニブもある(14ドル)。
別デザインのニブ(ブラックプレート、シルバープレート)に交換できる
ゴールドニブ(100ー115ドル)へも交換できる。
Lamyならではのデザインが気に入ったら、その先もペンも用意されている。
どのペンも、外部のデザイナーと何年もかけてつくり上げた、高品質なペン。それぞれの製品の歴史も長い。一番古いLamy 2000が50年以上、Safariも30年以上。
気をつける点
気をつける点などない、非の打ちどころのない製品。しかもオシャレ。
その優等生的なところが、欠点といえば欠点。
どこで買った?
ほんとどこでも買えますが、ぼくは丸善日本橋店地下1階にある万年筆売り場で書いました。