安くて楽しいペンを選ぶ
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1. ほどよい安さのペンからはじめる
多くの万年筆で、その価格の大半をしめるのがニブ(ペン先)。このニブの素材によってペン全体の価格が大きく変わる。
安心できる品質のニブの価格
スティールニブ: 1,500円ー
ゴールドニブ
14k: 10,000円ー
18k: 15,000円ー
これより安価なペンには、質の悪いニブがついている可能性がある。
個人的にはスティールニブが好き。ただし、カリグラフィー的に文字を書くときは、ゴールドニブが楽しそう。
スティールニブなら1万円ー1万5千円以下の予算で、本格的にはじめることができる(下に書いたようにペンを2つ買うこともできる)。
2. 自分にとってどんなペンが楽しいのか考えてみる
いいなぁと感じたペンのある風景を思い出そう。その風景に似合うペンの書き心地、あるいはデザインを想像しよう。
自分の書き方も眺めてみよう。たとえば、ゆっくり書くのが楽しいか、素早く書くのが楽しいか。
ゆっくり書く人は、細めのニブや flex nib などが楽しく書ける、と言うペン好きが多い。
素早く書く人には、太めのニブが楽しい、と言うペン好きが多い。
そして、大きな字を書くのが楽しいか、小さな字を書くのが楽しいか。
大きな字を書く人は、太めのニブが楽しい、と言うペン好きが多い。
小さな字を書く人には、細めのニブが楽しい、と言うペン好きが多い。
自分の好みを自分に聞いてみよう。たとえば、カッコいいデザインのペンを使うのが楽しいか、ラフに使えるペンを気楽に持ち歩くのが楽しいか。
あるいは、最新のデザインにときめくか、例えばヘミングウェイの時代から大切にされてきたデザインに憧れるか。
3. ほかの筆記具で培ったこだわりは、とりあえず横に置いみる
自分の経験から。
筆記具にも個性がある。万年筆は、ボールペンとちがう筆記具。シャーペンや鉛筆ともちがう筆記具。
これまでに他の筆記具を使いながら育ててきた「筆記具へのこだわり」は、もちろんあなたにとって大切なもの。
でもとりあえず、それを横に置いてみるのがおススメ。
そうすることで、気楽に見えてくる万年筆への好みがある.. かも。
こだわりを横においても、あなたの個性は生きています。
4. できれば2つ買っちゃう
ひとつに人生をかける?のは緊張する。一度に3つ以上は複雑すぎる。
2つなら気楽さは2倍以上。選択肢も適度に広がるし、くらべる楽しさも加わる。
同じ製品で、ちがうニブサイズを買う。
ニブサイズ: EF(極細)、F(細字)、M(中字)、B(太字)、BB(極太)
たとえば、細字がいいか中字がいいか、自分で試すことができる。
たとえばちがう製品を買う。
ちがうデザインのペンを試すことができる。比べることができる。
軽いペンがいいか重いペンがいいか。
短いペンがいいか長いペンがいいか。
きれいなペンがいいか、丈夫なペンがいいか。
5. おすすめ
Lamy Safari: 大きいペンだけれど軽くて丈夫。Lamyらしいデザインを楽しむことができる。高品質で安心して使える。拡張性もそれなりに高い。 スティールニブ
(Lamy AL Star)
Pilot Kakuno
(Pilot Metropolitan)
ゴールドニブ
Lamy 2000
(Pilot Custom 74)
(Platinum 3776)
(Pelikan M400, M405)