スティールニブとゴールドニブを比較する
7:58 on August 5, 2018
https://gyazo.com/fd644b966a1261f617a8fcd7e36142f9
Edison Pen の万年筆は、ニブ (ペン先) 交換がかんたんにできるし、交換用のニブを別売りしている。そこで、ゴールドニブ (18K)を買って試すことにする。まずは試し書き。素晴らしい書き味と思う。滑らかで適度にウェット。インクは丸善エターナルブルー。スティールニブとどちらが書き心地が良いかは、しばらく使ってから。 10:35 on August 5, 2018
ゴールドニブで書くときは、ゆっくりと書く方が楽しい。その理由のひとつは、ニブ全体が柔らかいので、スティールニブにくらべ、わずかな筆圧のちがいで、線の強弱が生まれる。スティールだと、そういった筆圧のちがいを気にせず、ラインの形だけを気にして入ればよかったのだが、ゴールドの場合は筆圧もコントロールする必要がある。もうひとつの理由は、ニブ先端がやや滑らか過ぎる感覚があること。フィードバックが小さいので、ニブ先端が走りすぎないように、ていねいにラインを引かないといけない。
7:38 on August 13, 2018
ゴールドニブは、flex nib と似た書き味を楽しめるように調整されている?
https://gyazo.com/eaa66d2f4d7788dbff3929095489c744
スティールニブと同じように、18k ゴールドニブで筆圧をかけずに書くと、ややドライで線も細くなる (図、中段)。しかし flex nib と同じようにゴールドニブで筆圧に変化をつけて書くと、インク流量が増しウェットで線も全体的に太くなる (図、下段)。これはたぶん、ゴールドニブで、flex nib のような書き味を楽しめるように Brian Gray が調整しているからではないかというのが、ぼくの仮説。 18k ゴールドニブと 14k ゴールドニブ
6:55 on August 18, 2018
Edison Pen の 18k ゴールドニブで、flex nib のような書き味を楽しめることが分かった。では、14k ゴールドニブはどうなのだろう。Lamy 2000 の 14k ゴールドニブをここ10か月くらい頻繁に使ってきた経験からすると、スティールニブとほぼ変わらない書き味で、線の太さも似ており、ややウェットな印象 (Lamy 2000 の試し書きを参照)。 12:53 on August 19, 2018
Lamy 2000 は hooded nib と呼ばれる、ニブの先端だけがボディから外にでたデザインのニブ。ニブ自体のサイズも小さい。なので、上に挙げたちがいは、hooded nib とそうでないニブのちがいが原因の可能性もある。 やはり、できるだけメーカーやニブのデザインが近いものの中で、スティールニブとゴールドニブを比較した方が、素材そのもののちがいを知ることに役立つ可能性が高くなるだろう。
10:46 on September 2, 2018
スティールかゴールドかといった素材以外の要因も、ニブ全体のしなりやすさに関係する。これについて、ニブのしなりやすさを決める要因のページに情報を整理した。