大事な箇所と、本書では触れられていないトピック
特に面白い箇所とメモ
2章
問題設定それ自体が誤る可能性は常にある。目的の重要性
3章
感情の役割、進化との関係、その物理性質
5章
暗黙的・感情的な記憶に関する記述
現実的な理由で緊急性があるのだとうったえる精神科医たちの姿勢
フロイトを丁重に、しかし容赦なくこき下ろす箇所
愛が奪うものでもある、という甘くはない側面を示すところ
親の子食い
親子間の愛も、それが最終的に1番信頼できる、もしくは暗黙的な正当性、正当性をささえる正当性による繋がりだから、だという側面がある
無償の愛 → 全てを差し出すことを断りはしない愛
赤ちゃんの反応が決定され、生涯続く性格になりえること
著者の技術アレルギー、自然に戻ろうという(虚構的であるという自覚はあるとしても)純朴さ
著者たちの、愛情の期限が乳児期にあるという理論は非常に説得力がある。
乳幼児研究、発達研究の学会では当然の前提かもしれないが、一般への理解のために、冗長であってもストーリー性を持たせて書いた筆力が高い
触れられてない箇所
母親のキャリア、女性の社会進出には一貫して反対する姿勢
政治性を避けたのだと思われる
アメリカにおける中絶問題はキリスト教と関連し、妊娠中絶医の殺人事件も発生する微妙な問題だからか 交代制ではない、住み込みのベビーシッターがどのように育児に影響するか?
養子制度
VRによる偽物感の軽減
その複雑性と
予測それ自体が進化の方向に影響するから(不確定性原理)