AI開発という資本家同士の闘争について
#AI について考えている。といっても、別にAI技術の話をしたいわけでもない。 AIで動いているお金の話と、それが生み出すさらなる富の集中、グローバル資本主義が富も権力も何もかもを一極に集中させている件について考えている。
別に考えたって、何がどうなるわけでもないのだけど。
「一番問題なのは、世界で数えるほどの企業だけが、これらのAIを開発し、提供するリソースを持っているということです。中立的でもなければ、民主的でもない。究極的には、彼らの利益につながるようにつくられています」
まず感じるのは資金だ。現状、いわゆるLLM(Large Language Models)のプロバイダになるにはものすごい資金が必要だ。まず、データを集めなければいけない。そしてその大量のデータを保存するためのストレージが必要だ。そして大量のデータを処理し、学習を実行するコンピューティングリソースもまた必要だ。
その上でさらに、上記のような業務を実行できる人間も必要だ。この業務に携われる人間は決して安くはないだろう。
そしてさらに、サービスとして提供すればAIの返答にもコストが発生する。既にMAUは100万を超えていると思うので、ひとりが月に平均100回投稿すれば1回の返答が5円でも5x100x100万で月に5億円かかる(これはだいぶ雑な計算なので妥当性はまったくない)。
ということで、当たり前だがものすごい資金がいわゆるChatGPTとかには投入されている。これだけの研究は、純粋に資本がないとできないと思う。額を見積もることは僕にはできないが、年間で数億円の投資とかいうレベルではないだろう(数億では人件費さえ賄いきれないのではないか)。
なんか、 #資本 が #資本 を呼ぶゲームになってしまっているのが正直つまんないし残念だなと思う。 AIがさらにこの #グローバル #資本主義 の社会の富の独占を強く強く加速させるのか。だとすれば、この業界で働く僕は一体なんなんだろう。 僕はいろいろな理由で外資系の巨大IT企業では働きたくないと思っている。一番の理由は、それが社会的に正しい行いだと思えないからだ。
一方で、もはや彼らなしでは小規模な #ビジネス であっても、いやむしろ小規模な #ビジネス であるからこそ成立し得ない。二重・三重に残念な状態である。