経済的に自立することが良いとされている
先週話に出した『なぜ理系に女性が少ないのか』でも女性の経済的自立が、ジェンダー平等を推し進めるひとつの要因であると書かれている。もっともである。
別の記事で50年前から女性の役割は変わっていないとする主張も読んだ。これもまたもっともなことである。それが理由で女性の経済的自立が阻害されていると見て取れる。
もろもろあって、日本は「遅れている」と言われる。数字でみるとどう。社会がどう。政治家がどう。
でも同時にこうも思うのだ。「西洋人から見て遅れている」んだよな、と。
#社会ダーウィニズム という概念がある。この考えが何かを書く前に、この考えが既に否定されていることに留意いただきたい。これは #優生思想 にもつながるキケンな概念だ。 社会ダーウィニズムとは。
さて、冒頭の話に戻る。日本は「遅れている」のは「西洋社会がかつて通った道の途中にまだいる」からだ。それは結局、西洋の価値観を通して見たものの見方でしかない。
誤解のないように、人々が幸福でないことは問題だと思う。だから、不平等な社会は是正せらるべきだ。しかし、国際社会と比較して遅れている、「進歩」が遅いというのはあの帝国主義とその果てに世界大戦を招いた思想と相似形に思える。
不平等を日本国民のために正すべきなのであって
そしてそれは、国家とか政治家とか君主の仕事ではなく、むしろ民衆がやるべきこと、当事者が声をあげるべきなのではないかと思う。
革命は起きない
ありきたりの日々を祈るように生きよう
—— Mr.Chlildren Wake me up
本当に革命は起きないのか?
昨年末、中国国民はゼロコロナ政策に声をあげた。このデモによってゼロコロナ政策が終了したわけではないが(TODO 論拠を脚注に書く)、なぜ同じことが日本では起きないのか?
起こすべきは変革だと思う。この変革は権力者が決めるものでもないし
結局、民衆の不満を解消できるのは民衆だけなのでは。それが民主主義じゃないか。