リモートで3Dプリンタを利用する
出先でもモデリングから3Dプリンタでの出力までを完結させる環境を構築したメモ
使用したもの
TP-Link tapo P105
Raspberry Pi 4 B
webカメラ
Anycubic Kobra 2 neo
Tailscaleを動かせるマシン
当初はラズパイを使用,現在はNASとして使用しているTX1320 M4
tapoのセットアップ
3Dプリンタの電源にtapoを接続,マニュアルを基にセットアップを行う
UIが微妙に使いづらい点が多い
OctoPrintのセットアップ
ラズパイにoctoprintをインストール
ベアメタルでもdockerでも可
dockerではWeb UIからラズパイのシャットダウン/再起動が行えない
3Dプリンタに接続
セットアップを終わらせる
tapo関連のプラグインをインストール
ただし,2024/08/31現在正しく動作しない
現状では3Dプリンタの電源のオンオフを確認できる程度
実際にオンオフをするにはtapoのアプリを使用する
2024/09/19追記:どうもtapoを抜き差しすると治るっぽい?
ただし,tapoのオレンジのランプが点きっぱなしになる
tapoのアプリから操作してしまうとoctoprintの画面から操作ができなくなる
補足
mjpeg-streamer
必須ではない
webカメラを接続
映像で確認できるので明らかに失敗した場合などにストップできる
今回はdockerを使用した
Dockerでmjpg-streamerを立ち上げ,Octoprintに設定
tailscaleのセットアップ
octoprintをインストールした端末と同一LAN内のマシンにtailscaleをインストール
octoprintと同一マシンでも良い
常に動作させるのでルーターやサーバーなどが望ましい
インストールしたマシンをサブネットルーターとして動作させる
以下にアクセス,"ADDRESSES"を確認
https://login.tailscale.com/admin/machines
code:sh
# IPアドレスは環境に合わせて各自読み替え
# 出口ノードとして動作させる
sudo tailscale up --advertise-routes=192.168.1.0/24 --advertise-exit-node
クライアント側のセットアップ
上記を参照しtailscaleをインストール,ノードとして動作させる
code:sh
sudo tailscale up --accept-routes --exit-node=#上記で確認したIPアドレス
その他CADやスライサーを導入
あとはクライアントでG-codeの生成まで行い,octoprintにアクセスする
astroprintを使えばスライスもクラウド上でできそう
こういう事例を見るとクラウドもちょっと尻込みしてしまう
こういうのを使うのも面白そう
#octoprint #linux #Tailscale #備忘録