ソフトウェア見積もり
プログラマが知るべき97のこと
見積りとは何か
著者: Giovanni Asproni
いいこと書いてある
見積り: 「見積り」とは、何かの価値、数字、量、程度などについて概算、あるいはおおまかな判断をすることを指します。見積りのためには「事実の裏づけに基づく測量」が必要です。具体的には、信頼のおける数値データや、過去の経験などに基づく予測のことです。裏づけを基に得られた判断からは、希望や願望が排除されなければなりません。また、見積りは、あくまで概算、おおまかな判断なので、ある程度以上の正確さは期待できません。たとえば「機能Aの開発に要する時間は234.14日」というような見積りはあり得ないのです。
ターゲット: 「ターゲット」とは、実現したいビジネス上の目標を明文化したものです。たとえば「システムAは、同時に400人のユーザが利用できなければならない」というのはターゲットと言えます。
コミットメント: 「コミットメント」とは、「約束」と言い換えてもいいでしょう。「ある機能を、ある期日までに(あるいは、あるイベントまでに)、一定以上の品質で提供する」と約束することです。たとえば「製品の次のリリースまでに、検索機能を利用可能にする」というのはコミットメントでしょう。
見積もり・ターゲット・コミットメント(約束)の3つが元来存在する
1natsu.icon 一方で一般的にソフトウェア開発における見積もりと呼ばれる行為をしているときは、コミットメント(約束)を初手からしていることが多い気がする
Steve McConnellは「ソフトウェア見積りの主目的は、プロジェクトの結果を予言することではない。見積りを行うのは、プロジェクトのターゲットがコントロールによって達成可能な程度に現実的なものかどうかを判断するためである。」と言っています。
ターゲットを現実的にコントロールを経て達成できるかが見積もりをすることで得たい成果
ターゲットとコミットメントは、見積りを基にしたものであるべきでしょう
ターゲット、コミットメントを現実的なものにすることが、見積りの目的とも言えます。そして正しい見積りが土台にあれば、適切な管理、プランニングができます。
見積りに基づかないターゲットを達成することは非常に難しい
1natsu.icon 関係性としては「見積もり > ターゲット > コミットメント」っぽい
見積もりというワードが飛び交うとき、見積もり・ターゲット・コミットメントのどれについてなのかちゃんと確認しよう!!
3つが揃っているかも確認しよう
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