無線接続のプリンターがすごく便利だという話
4月の末に転居しました。
これまでは、自宅でも出先でもWiMAXで間に合わせていたのですが、月々の通信量が平均して70GBぐらいに達するため、常時速度制限がされているような状態になってしまったので引っ越しを機に解約して、固定回線を引くことにしました。
出先でのWiFi接続が不便になりそうでしたが、調べてみると私の行動圏のかなり広い範囲でGIGAZOなるサービスでWi2系のアクセスポイントを拾うことができるとわかったので、出先はそれで間に合わせることにしました。
さて、これまでのWiMAXのルータでは、802.11acやnといった高速な通信は利用できないか、利用できたとしても結局速度制限がされているためにその特性を活かしきれないかのどちらかの状態だっため、常時802.11 g/b といった古めの規格で通信をしていました。
けれども、新居の光回線(!)は、業者から提供されるルータで802.11 ac/n を使う事ができ、手持ちのiPhone SEやMacbook Proもこれに対応していたため、802.11 ac/nに絞って利用することに決め、運用を開始しました。
速度を測ってみると、土曜日の夜でも下りで400Mbpsを超える速度がでていて、これまでの常時速度制限状態に比べると圧倒的な速さを手に入れた気分です。
ただ、しばらく使っていくといくつか問題が見えてきました。
我が家では、自宅で論文を読んだり趣味の活動の資料を刷ったりするために、Brotherの家庭用レーザープリンタを導入しているのですが、これが802.11 ac/nに対応していません。
これは失敗したと思いました。またすべての接続を802.11 g/bに戻して、あの早い体験を捨てて印刷可能な状態にしなければいけないのかなあと感じ、決心がつくまで、一旦問題を棚上げすることにしました。
そして昨日、ふと手元のKindle Paper Whiteを無線につなげようとしたら、これもSSIDを見つけることができません。
どうやらKindleも802.11 g/bにしか対応していない様子だったので、ルータ側のセットアップ画面に入って、OFFにしていた802.11 b/g側の電波を飛ばしてやることにしました。
Kindle専用と思って飛ばした電波でしたが、その後あれこれ作業していると、どうやらMacbook Pro上からもKindleが見えている事がわかりました。
つまり、SSIDが違っていてもネットワーク的には同一のネットワーク上に乗っかっていることがわかったのです。
考えてみればひとつのルータから二種類の電波を飛ばしているだけでネットワークが分離するわけはないのであたり前のことなのですが、どこか思考の罠のようなところにハマってしまっていて、ネットワークが分かれているものとばかり思っていました。
この事実を踏まえて、Kindle用に飛ばしていた電波にレーザープリンタをつないでみたところ、無事に印刷処理まで行うことができました。
やはり、レーザープリンタ+無線LAN接続は印刷環境として最強だと感じつつ、後日の自分に向けてブログ記事としてまとめるのでした。