『理論生物学概論』
https://gyazo.com/9f873bb1b9d7c47b0ad7d5dee2640964
望月理論生物学研究室
(1) 本文では、分子・細胞・組織レベルの生物現象に対する理論研究を、トピックとして分かりやすく紹介しています。同時に各章の章末に「数理的手法」をまとめてあり、技術として数理科学を学んだり、より数学的な意味を学ぶこともできるようにしてあります。
あんも.iconは数学があまりできないのでこれが非常にありがたい
(2) 理論生物学には、生命科学と数理科学の双方からの期待が集まっています。本書は、理論に興味のある生命系の学生と、生物学に興味のある理論系の学生の、どちらにも興味を持ってもらえるように、工夫をしました。
(3) 本書の最大の特徴として、「構造理論」をまとまった形で紹介する初めての本、ということがあります。構造理論は、生体分子の相互作用情報、つまり調節ネットワークや反応ネットワークなどの構造の情報だけから、システムの振る舞いの重要な側面を決定する新しい数理理論です。様々な生命システムのダイナミクスの理解に適用され、これまでにない成果を挙げています。
一望するのに適した本なんじゃないかあんも.icon
まずはできそうなところをつつく
第1章 生命システム概論
【第1部 時間的な変動の数理】
第2章 1変数力学システム
第3章 遺伝子調節システムとそのダイナミクス
第4章 振動する生命システム Ⅰ ―体内時計と分節時計
【第2部 ネットワークの数理】
第6章 遺伝子調節システムと細胞の多様性
第7章 調節ネットワークの構造とダイナミクス
第8章 化学反応システム Ⅰ ―酵素による制御
第9章 化学反応システム Ⅱ ―振る舞いの多様性と分岐
【第3部 時空間パターンの数理】
第10章 神経細胞と興奮系の数理
第12章 生物で見られる様々な自己組織的周期パターン
第13章 自己組織的形態形成を実現する反応ネットワーク
第14章 細胞極性
第15章 細胞移動による形態形成
第16章 細胞や組織の変形ダイナミクス