意味の変容
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全体概念には必ず矛盾があるということ、全体概念に矛盾あらしめるところのものは、そもそも境界にあるということを知らねばならぬ。もし完璧を期するなら、境界に対応する中心にも言及しなければならぬが、しばらく措こう。
内部は境界がそれに属せざる領域なるが故に密蔽されているという。且つ、内部は境界がそれに属せざる領域なるが故に開かれているという。つまりは、密蔽され且つ開かれてさえいれば、内部といえるのだから、内部にあっては、任意の点を中心とすることができる。
主観と客観が一致すれば空になるという。ところが、二つのベクトルは互いに向きが反対で、しかも相等しく、一直線上にあるとき0になる。空はこの0である。
われわれのリアリズムは倍率一倍と称する倍率一・二五倍である。