予想通りに不合理

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今日中に済ませたい、万年筆とスーツを買いたいという用事があったとする。入ったお店で万年筆が 25 ドルで販売されていたが、15min 離れた店でセールをやっており 18 ドルで買えることを思い出した。次に 455 ドルで買おうとしたスーツが、15min 先の店で 447 ドルで売っていることを聞いた。

恣意の一貫性とアンカリング。牛乳とワインの価格が、それぞれ劇的に変化した場合、その消費行動の変化は人々がこれまでにいくらで購入してきたかに左右される（一貫性との一致）。

サーベイをもとに結果を表示する性格診断などは、もともと人が期待する結果が存在しており、それに対する一致度と合理性を望む傾向にある。結果を調整するために戻って選択肢を選びなおす行為がまさにそれ。

社会規範は企業にもおよびはじめる。労働時間に対する対価の概念は、裁量労働制やパソコンやスマートフォンの支給によって薄まる。OSS のようなコミュニティベースのソフトウェア改善も社会規範による自治に近い。