ヘンテコノミクス
第1話は、外発的動機で内発的動機を失う現象(アンダーマイニング効果)の話。イチローが国民栄誉賞を辞退した理由など。第2話は、同じ価値でもその母数によって捉え方が変化する、感応度逓減性の話。第3話は、同じ情報でも表現を変えると印象が変化する、フレーミング効果の話。第4話は、ペナルティの具体化によって意識がすり替わり、社会的モラルが失われた話。第5話は、金銭的価値に周辺状況が付与される、メンタル・アカウンティングの話(これは金銭的な話に限らなそう)。第6話は、同じ価値でも基準に応じて相対性が発生するアンカリング効果の話。第7話は、先入観に引っ張られて判断が偏る代表性ヒューリスティックの話。第8話は、1つでは価値を判断できないものに比較対象を与える、おとり効果の話。第9話は、複数の情報があるときに先より後を強く評価してしまう新近効果の話。第10話は、極端ではなく無難な選択をしてしまう極端回避性の話(アンカリング効果やおとり効果とも相関しそう)。第11話は、一度でも保有するとその価値が高まって感じる保有効果の話。第12話は、事前情報によってモノの捉え方が変化するプライミング効果の話。第13話は、表面的な情報で全体を評価してしまうハロー効果の話。第14話は、だんだん良くなる傾向を好む上昇選好という心理の話。第15話は、ゴールに近づくほど特別な行動をとる目標勾配仮説の話。第16話は、集団に合わせてしまう同調行動の話。第17話は、希望通りにいかずに生まれる不快感である、認知的不協和の話(ライアーゲームで言っていた認知的不協和とは少々違いそう)。コラムでバーナム効果の話。第18話は、目先の損をとにかく避けたがる心理、損失回避の法則について。第19話は、価値が基準に応じて変化する参照点依存性の話(アンカリング効果とも近そう)。第20話は、関係ないこと同士に関係があると思い込んでしまう、錯誤相関の話。第21話は、無料が判断を狂わせる話(〇〇円以上で〇〇が無料!みたいな)。第22話は、効果が無いものでも正当性を感じさせることで実際の感覚にまで影響を及ぼす、プラセボ効果の話。第23話は、同じ変化でも遠い将来より近い将来の方が大きく感じる、双極割引の話。