サピエンス全史(上)
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黒人と白人の生物学上の違いはないに等しいが、その時点での政治的背景から差別を払拭することが難しかった。生物学上の一致が証明されたあとも、長い期間を経て植え付けられた認知が行動に作用し、むしろその能力差を証明する形になってしまった。男性と女性という区分は、生物学上の違いではなく、むしろ人間が作り出した社会的な概念を指す。男性は男らしさを、女性は女らしさを文化的に強要されてきた。