読書について
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いかに多量にかき集めても、自分で考えぬいた知識でなければその価値は疑問で、量では断然見劣りしても、いくども考えぬいた知識であればその価値ははるかに高い
1つの真理をものにするといっても、それを他のさまざまの知識や真理と結合し比較する必要があり、この手続きを経て初めて、自分自身の知識が完全な意味で獲得され、その知識を自由に駆使することができる
学者とは書物を読破した人、思想家・天才とは人類の蒙をひらきその前進を促す者で、世界という書物を直接読破した人のことである
読書は言ってみれば自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである
世間普通の人はむずかしい問題の解決にあたって、熱意と性急のあまり権威ある言葉を引用したがる。彼らは自分の理解力や洞察力のかわりに他人のものを動員できる場合には心の底から喜びを感ずる
報酬と著作権侵害禁止は文学を破滅させる
大切なのは普通の語で非凡なことを言うこと
読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。