パチスロのゲーム性
前提
パチスロは、
レバーを叩くたびにフラグが成立し、リールが回転する
一般的なスロットにおいて成立するフラグは「ハズレ」「ベル」「リプレイ」「レア役」「ボーナス図柄」など
ハズレ: 名前の通り、何も揃わない状態
ベル: メダルの払い出しが受けられる主な役。主に黄色
リプレイ: 揃うと次のゲームをベットなしでプレイできる役。主に青
レア役の確率の重さに差がある場合、「弱レア役」「強レア役」と呼び分けられることも
ボーナス図柄: 揃えるとボーナス等が開始する図柄。他の図柄より大きく視認性が高いことが多い
「ベルA」「ベルB」など、同じ図柄でも複数種類が存在することもある
停止ボタンを押すとリールが停止し、フラグに対応した出目が揃う
リールは停止ボタン押下後最大4コマまで滑る
リールの停止順・停止位置によって、払い出し枚数・ボーナス成立・恩恵・演出などが変化することもある
スイカはちゃんと目押しをしないと揃わない機種が多い
通常時
通常時にボーナス・CZ・AT等を目指す手順
通常時とはすなわち、ユーザからメダルを回収するための区間である
長く単調で退屈な通常時に、いかにして適度なゲーム性・やれる感が提示できるかが求められる また、AT機においては、ゲーム数・差枚数管理型のAT中も以下のようなゲーム性で上乗せ等を抽選することが多い ボーナスフラグを引く
ボーナス図柄を揃えるには、完全確率抽選のボーナスフラグを引く必要がある
ボーナスを祈りながらレバーを叩く
ジャグラーシリーズは、ボーナスフラグが成立したゲームの第3停止を離した際にGOGOランプが光る(後告知)。基本的にはこれを目指してレバーを叩き・第3停止をネジる レア役を引く
レア役の一部でCZやボーナスに当選するゲーム性
強レア役でないと抽選されないことが多い
レア役で状態を上げてレア役で仕留める
内部状態が存在するゲーム性
レア役を引くと内部状態が良くなり、その状態でレア役を引いたときの当選確率が高くなる
内部状態は画面上に明示的に表示されることはなく、滞在ステージや演出等によって示唆されることが多い
演出を見つつ、まだ良い状態に滞在しているかを予想しながらレア役を祈る
一応全役でATを抽選しており、「謎当たり」が発生する。設定差が大きいため、謎当たりが来たら高設定を疑う 規定ゲーム数到達(ゾーン・天井)
抽選によって定められた規定ゲーム数まで回すことでボーナスやATを解除するゲーム性
このゲーム性だけだと、ただ規定ゲーム数までリールを回し続けるだけの単調作業になってしまうため、別途レア役等からの抽選を用意することが多い
規定ゲーム数の天井があることもあり、現代ではほぼすべてのAT機が天井付きである
天井に救済措置として強い恩恵があることも5号機ではよくあったっぽいが、スマスロ以降はあまりあるイメージがない 押忍!番長4の対決(CZ)の規定ゲーム数は50Gごと、249Gで天井 LからくりサーカスのCZの規定ゲーム数について、モードは5回先まで決まっており、CZ・AT終了時に示唆が表示されることもある 規定ポイント(疑似ゲーム数)到達
ゲーム数の代わりに、規定ポイントもしくは疑似ゲーム数と呼ばれる状態を持つゲーム性
1Gにつき1ポイント加算と、基本的には規定ゲーム数到達のゲーム性と近いが、小役を引いたりポイント特化ゾーンに入れたりすることでポイントを追加獲得し、当選を早める
この場合、レア役からのCZ・ボーナス直撃の機会が少なく、基本的に規定ポイントが主な当選契機となりがち
パチスロ革命機ヴァルヴレイヴの通常時は、液晶ゲーム数が規定に達するとCZ「Vチャレンジ」に当選する。液晶ゲーム数はレア役契機の「ブーストチャンス」や「革命アクセル」で短縮可能 スマスロモンキーターンVの通常時は、規定ポイント到達でATを抽選する。リプレイやレア役でポイントを加算しつつ、レア役で抽選している激走チャージで一気に進める 小役・レア役を何回か引いて規定ポイント到達
小役やレア役ごとに内部ポイントやカウンターが存在し、対応する小役を引くことでポイントを加算するゲーム性
規定ポイントのゲーム性と近いが、カウンターに対応する役を引かないといつまでも抽選しない
パチスロ甲鉄城のカバネリの通常時は、各リールに対応したチャンス目を規定ポイントに到達するまで引き続け、3種のCZ当選を目指す Lからくりサーカスのレア役は規定回数が存在し(からくりレア役)、到達で疑似ゲーム数特化ゾーン・CZ・AT等の恩恵 小役を連続で引く(小役履歴)
ベル・リプレイ・レア役などを連続で引いたり・一定ゲーム数以内に複数引くことによって、CZやAT等を抽選するゲーム性
比較的軽い確率で成立する小役を連続で引くことにより恩恵が抽選されるため、やや無理ゲー感が薄まるのに加え、通常時の叩きどころが増える
CZ中・あるいはSTタイプ台におけるST中における、ボーナスやAT等を目指す手順 ボーナス経由でATに入れる台の場合、ボーナスもここに該当することが多い
当然、CZがやれるかどうかが当選の鍵となるため、叩きどころとなりやすい
小役・レア役を引く
小役やレア役で恩恵を抽選する、最も基本的なCZのゲーム性
全役抽選
ハズレを含めて全役で抽選していることもある
この場合も、やはりレア役が引ければ熱いことが多い
ハズレを引く
逆に、ハズレが当選契機になることもある
小役を連続で引く
確率が軽い小役を連続で引くことで当選を狙うゲーム性
ベルナビの有無で難易度がかなり変化する
高設定ほどベルナビが出やすい
小役を規定回数引く
レア役一発ごとの確率ではなく、CZ中に規定回数対応役を引ければボーナス、ということもある
回胴式遊技機グランベルムにおけるミッドナイトボーナス1stステージは、「魔力目(ベルテンパイハズレ)」かレア役を規定回数引ければ突破 いざ!番長のCZ「刺客ZONE」は、10G中に小役を引くごとに色が上がっていき、5回引くことができればボーナス+ATが濃厚となる。レア役を引けばゲーム数を加算することも。最終ゲームは小役で継続。 小役STタイプ
パチンコにおけるSTタイプのように、一定ゲーム数以内に特定小役を引き、ゲーム数リセットをしつつ恩恵を目指すゲーム性 L ToLOVEるダークネスのCZ「ときめきスイート」は、5ゲーム以内に小役を引くことでポイント加算+ゲーム数リセットとなり、STに失敗したときのポイント数に応じてボーナスの抽選を行う 小役Aの前に小役Bを引く
ある小役AがCZの終了条件に関わっており、その小役Aを引く前に小役Bを引く・あるいは引き続けることにより恩恵や当選を目指す
対応役を引く
レア役の重さに応じた当選確率となる事が多い
非対応役を引いたときのイライラがすごい
狙った押し順ベルを引く
押し順ベル搭載機種(=ほぼすべてのAT機)において、押し順の第一停止が左・中・右のどれかによって、抽選結果や恩恵が変わるゲーム性
出現確率が均等な2~3種のベルフラグによって抽選が行われることから、ガチ抽選・やれる感を演出することが可能
パチスロ革命機ヴァルヴレイヴのRB「決戦ボーナス」は、指定された第一停止のベルナビを引くごとに相手にダメージを与え、最大4回引けたら成功。2連続失敗したら終了 狙った色目押しを引く
色目押しベルを持つ機種において、色目押しによって、抽選結果や恩恵が変わるゲーム性
こちらも、出現確率が均等な複数フラグによって抽選が行われ、ガチ抽選・やれる感が演出される
パチスロ犬夜叉のAT「ブッた斬りSRUSH」は、同じ色目押しベルが2連続で引けたら40%でボーナスを抽選する 🔗 アオハル♪操 A-LIVEのボーナス抽選は、ボーナス準備画面でピンク7図柄の色目押しベルが引ければBB・BAR図柄の色目押しベルだとRB 押し順正解で揃う役に対して、押し順の一部が「?」で隠れている状態で、正しい押し順を当てるゲーム性
レバーで狙った押し順ベルを引く以上に、プレイヤーの選択が結果に作用するような印象を与える
あまりにも択当てが多すぎたり・択当ての重要度が高すぎると、さすがにプレイヤーは疲れてしまう(See: SLOTアルドノア・ゼロ) 超ギラギラ爺サマーのCZ「ギラチャンス」は、前半パート・後半パートに分かれて2択の押し順当てを行い、突破できたらATに当選する いろはに愛姫は、機械割設定が「左」「中」「右」「6」の4種類となっており、設定によってボーナス中・ART中の青7揃い3択の確率が偏る 色目押しを当てる
色目押しを持つ機種において、正しい色目押しを当てるゲーム性
ビタ押し・2コマ目押しを成功させる
最終ゲームに小役・レア役を引く
最終ゲームにレア役を引いたら継続濃厚と、最終ゲームにウェイトを置くことも多い
最初から当たっている
あくまでも前兆としてCZを見せ、実際はすでに内部的に当たりが確定しているパターン この場合、CZ中にレア役を引いたり本来の当選条件を満たすことにより、さらなる恩恵を獲得できることもある