Wavetable
#音楽 #シンセ
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波形のテーブル
Wavetableを用いて音作りを行うシンセをWavetableシンセと呼ぶ
Wavetableは、繰り返される周期信号の波形を複数・テーブル状に用意する
それらの波形間を補間しながら鳴らすことによって、連続的な変化をする音作りができる
Ableton Liveにおいても、Wavetableとその名の通りのシンセが存在する
上のスクショはそれ
歴史
波形メモリ音源
古くは1980年代の波形メモリ音源
ナムコのアーケードゲームやコナミのMSXなどでよく使われていたらしい
1ループあたりのサンプル数は8-64程度(KORG GadgetのKamataが4ビット32サンプル)
制御次第ではPCM音源として使うことも可能
D.W.G.S.音源
KORG DW-6000で用いられるD.W.G.S.音源は、メモリに倍音成分を記録しておいてそれをアナログのVCF・VCAなどでいじいじしていたらしい
まだ半導体メモリが強くなかった頃に、生音を再現したかったらしい
See: https://ja.wikipedia.org/wiki/D.W.G.S.音源
Wavetable
いわゆるウェーブテーブルと呼ばれるのは、演奏中に複数の波形をモーフさせられるものを指す
PPG Waveが元祖
現代では多くの有名シンセがWavetable機能を持つ
Massive・Serum・Kilohearts Phase Plant・Vitalなどが代表例
ベクターシンセシス
ウェーブテーブルをXY空間に並べてジョイスティック等でいじる「ベクターシンセシス」というジャンルもある
Dave Smithっていう変態が考えた(Prophet VS)
古くはKORG WAVESTATION、最近ではKORG Wavestateなど
Moog Animoogの「Anisotropic Synth Engine」とか銘打ってるやつもだいたいベクターシンセシスでしょう