はじめてのプログラミング①(イントロ・目標設定)
https://youtu.be/oysxsNeWhPM
主に中高生に向けて、プログラミングの楽しさやプログラミング言語の奥深さを知ってもらうために動画シリーズを投稿し始めました!最初にプログラミングとは何なのか学び、目標を設定します。
チャプター:
00:00 イントロ・自己紹介
00:22 必要なもの
00:36 今回の大まかな流れ
00:58 プログラミングとは
01:20 プログラミング言語と機械語
01:36 機械語への翻訳
02:14 目標設定の流れ
02:24 目的
02:43 何を学ぶか
03:11 プログラムの作り方
03:34 目標と次回予告
(動画シリーズについて)
はじめまして、kodai です。
この動画シリーズでは、中高生のみなさんにプログラミングの楽しさやプログラミング言語について知ってもらうために、解説やプログラミングの実践をしていきます。
学校でのプログラミング学習のオトモに、ぜひ一緒に手を動かしながら見てほしいです。
この動画シリーズで説明するように実際にプログラムをつくって動かすためには、インターネット接続された Windows、macOS または Linux がインストールされたコンピュータが1台必要です。用意をお願いします。
(今回やること)
そして今回は、いきなりプログラミングをはじめる前に、そもそもプログラミングとは何で自分たちは何を目指すのか、大雑把に確認しておこうと思います。
次回以降、実際にプログラミング言語を使って実用的なプログラムをつくって遊ぶので、まずは大事な最初のお話に付き合ってくれると嬉しいです。
(プログラミングとは何か?)
問題を解決してくれるプログラムを完成させるために、動作を記号に置き換えて組み合わせる試行錯誤のことをプログラミングといいます。小学校から高校までのプログラミング教育は、この「プログラミング的思考」を身につけて、いろいろな教科の理解につなげたり、情報の活用能力を高めることを目的にしています。
(もっと具体的には何をするのか?)
実際のプログラミングでは、コンピュータが解釈したり実行したりできる言語、「プログラミング言語」を使ってプログラムを形作っていきます。
コンピュータが直接実行できる、いわば一番原始的な言語が「機械語」です。しかし機械語を人間が扱うのは大変です。なので一般的には、もっと人間にとって読み書きしやすいプログラミング言語でつくっておいて、実行よりも前、あるいは実行の最中に機械語に翻訳させて実行させます。機械語を毎回読み書きせずとも、翻訳を担当するプログラムさえ用意しておけば人間にわかりやすいプログラミング言語で新たなプログラムをつくることができるわけです。込み入った話になってしまいましたが、とにかく私たちがいろいろな言語を操り、最終的には機械語でコンピュータが動いていることは頭にいれておいてください。
(何を目的に何を学ぶか?)
ここで一旦、
「何を達成したいか」
「何を作りたいか」
「何を学ぶべきか」
「作り方」
を順に確認しておきたいです。
まず達成したいのは、「生活を改善する」ことと「プログラミングそのものを楽しむ」ことです。
そのためにいろいろと実用的なプログラムを作ります。慣れてきたら、プログラミングそのものの楽しさが際立つプログラムの開発にもチャレンジしていきます。
次に問題となるのが、そのために何を学ぶかです。必要なのはずばりコンピュータ・サイエンス (CS) です。CS は、コンピュータで情報や計算を扱ううえでの基礎にあたるものです。具体的には、どんな理屈でプログラムの部品が組み合わされてどんな手順でコンピュータ上で実行されるか、といったものです。プログラミングでは、コンピュータそのものに対する理解も欠かせません。
目的や作るもの、学ぶべきものがわかれば、自ずと今必要なプログラミング言語や開発環境が定まってきます。今回はプログラミング経験の浅い人でも扱いやすく実用的なプログラムの開発にも使える Processing という開発環境を選定しました。CS に関して学んだことを実践するのにも適しています。
(さいごに)
さて、長々と話しましたが、これで目標とやるべきことが明白になったのでいよいよプログラミングに取り掛かることができます。当面の目標は「席替え表の自動生成プログラム」を完成させることとします。次回は本格的なプログラミングの環境を整えて、実際にプログラムを動かすところまで一緒にやろうと思います。お楽しみに。