INSPIRED-熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
マーティ・ケーガン
Product
とにかく、製品開発に関する最も重要な教訓の1つは、何が知り得ないかを知ること
少なくとも私たちのアイデアの半分はうまくいかないということだ。あるアイデアがうまくいかないのには多くの理由がある。最もよくあるのは、顧客が私たちほどそのアイデアに心を躍らせないこと
可能性があることが証明されたアイデアでさえ、ビジネス上必要な価値を持つところまで実装を進めるには、通常いくつかのイテレーションが必要だということ
リーン手法の鍵となる原則は、無駄を減らすことである。その無駄の最たるものが、ある機能や製品をデザインし、ビルドし、テストし、デプロイしたあげく、それが必要とされていなかったとわかること
本当の一番大きな損失は、組織がその代わりに選択できたはずであり、選択すべきだったことの機会損失である。私たちは失った時間と費用を取り戻せない
問題の捉え方や用語の使い方が少し異なったとしても、中心では3つの包括的な原則が働いていること
1. リスクには最後ではなく、最初に取り組む
2. 製品の定義づけとデザインを順を追ってではななく、協調させながら同時に進めていく
3. 大切なのは機能を実装することではなく、問題を解決すること
肝心なのは包括的でホリスティックな製品の定義を持つこと
1つは、作る必要のある製品を発見すること。これは基本的にプロダクトマネジャーとデザイナーが日々取り組んでいる。もう1つは、エンジニアが高品質な製品を市場に投入すること
次の4つの重要な問いの答えを得ることがその目的である
1. 価値の証明: ユーザーはそれを買ってくれる(またはそれを使ってくれる)か?
2. UXの証明: ユーザーはその使い方をわかるか?
3. 実現可能性の証明: 私たちのエンジニアはそれを作れるか?
4. 事業実現性の証明: ステークホルダーたちの支持が得られる
Product Manager
私たちが求めているのは伝道師のチームだ。傭兵のチームではない
プロダクトマネージャーには、プロダクトの成功に責任を持つ
プロダクトの成功はチームによるものだが、プロダクトの失敗はPMによるものだ
4つの知識が必要
1. 顧客
2. データ
3. ビジネス
4. 市場と業界
頭が良く、聡明で、創造的であること
成功するプロダクトマネジャーは、飛び抜けて頭がよく、創造的で、粘り強い人間である。
ここで言う頭がいいは、とりわけ、知的好奇心にあふれ、新しい技術をすぐに習得し、それを使って顧客の問題を解決したり、新しい顧客の心をつかんだり、新しいビジネスモデルを作ったりすることができるという意味
創造的というのは、ビジネスの問題を解決するために通常の職能の枠にとらわれずに考えられることを意味
粘り強いというのは、説得力のある根拠をもって常にコミュニケーションを取り、頑強な反対に直面しても組織の間の橋渡しをし、企業を動かしてコンフォートゾーンから押し出す力があること
製品に対する愛情と、顧客の問題を解決しようとする熱意は、誰かに教えてもらうものではない。それは持っているかいないか
Vision & Strategy