読書を仕事につなげる技術
感想
読書を仕事につなげる技術というか、筆者の思う正しい読書の仕方を提示している内容であった。
少し尖った意見ではあったものの、自分としてはいくつか腑に落ちるものがあったので、それらは以下にまとめ、参考にしようと思う。
以下に書くことは抜粋でしかないので、実際に読んでみてほしい、より具体的・詳細のおすすめが書いてある。
山口周さんが提示する正しい読書法 (抜粋)
1. 読書は消費活動ではなく、投資活動 ← これが一番響いた
読書は投資活動と捉えるべし。投資の資本となるのは、本の金額と読む為の時間。それによるリターンは知識や仕事に活用できるスキル、引いては役職など、将来の自分に磨きをかけるもの。読書には時間がかかる、ということは念頭に置いておかねばならない。
例えば、アイスクリームを買って最後まで食べないのは勿体無い。それはアイスクリームを買うのは消費活動であるからである。ただ読書は違う。自信の貴重な時間を費やす行為であり、そのリターンには時間を要するもの。
2. 古典の解説・要約本は古典本の説明にはならない
誰かの咀嚼したものを読むのではなく、一次情報を当たれ、ということ
3. 読んだ方が良い本には二種類の分類があり、それらはそれぞれ読み方が異なる
一つは教科書のような、多くの人が支持する名著 (注: 最新のベストセラーではない)。これらは狭く深く読むこと。メモなどにまとめる必要などなく、覚えるくらい読むべし。そこに書いてある内容はそのまま仕事に活用できる
もう一つは自由図書のような、個人の直感的に面白そうだと感じる本。これらは広く浅く読むべき。忘れても良いような仕組みを作り、読み返したい時に立ち戻れる場を用意しておくこと。
自由図書に関しては他社との差別化に繋がり、仕事・人生における自身の指針に影響する。